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フィリピン英会話ネット
2010年03月18日

デノミ失敗で処刑

経済政策(デノミ)の失敗で処刑って、どこの話だ?と思ったら北朝鮮か・・・
<北朝鮮>デノミ失敗で責任者処刑か
聯合ニュースは18日、北朝鮮が昨年実施したデノミネーション(貨幣呼称単位の変更)の実務責任者だった朝鮮労働党の朴南基(パク・ナムギ)前党財政計画部長(76)が先週、責任を問われて処刑されたと報じた。複数の消息筋の話として伝えた。朴前部長はデノミ失敗で朝鮮労働党から解任されていた。

報道によると、朴前部長は平壌・順安区域の射撃場で銃殺されたという。貨幣改革の失敗で民心が悪化し、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継体制作りにも悪影響が出たため、反革命分子として処刑したという消息筋の話を伝えた。

北朝鮮は昨年11月末、旧貨幣100ウォンを新貨幣1ウォンとするデノミを実施。インフレ抑制や計画経済への回帰を狙ったとみられるが、逆に物価暴騰や流通の停滞を招いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000031-mai-int


そもそも、デノミなんて通貨単位を変更するだけだから、インフレ抑制に効果があるわけない。どこかの国みたいに1ドル=10億通貨単位みたいな天文学的な数字になっているときには計算が面倒になるから、それを改善するためには良いだろうけど。

しかし、もちろん北朝鮮でのデノミ政策は通貨単位の変更に目的があったわけじゃない。一人当たりの旧通貨から新通貨への換金上限を10-15万ウォンに制限することにより、それ以上の資産を溜め込んでいる国民を再び「平等」に貧しくすることに目的があった。そもそも、統制経済ではまともな生活が営めなくなっている国だから、みんな闇市場での取引でなんとかしのいでいる。そうした闇市場(=市場経済)を潰すことが北朝鮮のデノミ政策の主目的だったわけだ。

でも、ちょっと考えてみればわかるけど、闇市場(=市場経済)の存在は、もう立ち行かなくなっている統制経済を補完するものとして必然的に登場してきたものだ。これを潰したところで、残るのは「生きていけない統制経済」だけとなる。だから、闇市場つぶしのためのデノミは記事にあるとおりのインフレや流通の停滞という経済の混乱を招くだけで終わった。その責任をとらされて処刑されたのが、今回の前党財政計画部長である。

うん、一言、むちゃくちゃな話でんなあ・・・・

問題の根源は統制経済の側にあるんだから、むしろ統制経済撤廃のための経済政策を推し進めてしまえば良いのに。だけど、そんなことしたらしたで、また処刑されるのが目に見えてるんだけどね。



posted by philnews at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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