台風2号(アジア名:コンソン、現地名:バシャン)がフィリピンに勢力を強めつつ上陸中。家の外でも台風特有の強風が吹き、木々をしならせ始めた。
気象庁(Pagasa)によると台風は13日深夜から14日早朝にかけてルソン島中央部に上陸し、14日午後にはシナ海へ抜けていくことが予想されている。

台風2号 予想進路
台風警報の発令された地域は以下のとおり(フィリピンでは台風警報をシグナルNo.1からNo.4(最大)の4段階に分けている。各警報レベルの詳細はココに詳しい)
シグナルNo.3
オーロラ州(Aurora)、ケソン州北部( Northern Quezon)、ポリリオ島( Polilio Island )および北カマリネス州( Camarines Norte )
シグナルNo.2
イサベラ州(Isabela),ヌエバ・ビスカヤ州( Nueva Viscaya)、ヌエバ・エシハ州( Nueva Ecija)、キリノ州( Quirino)、ブラカン州( Bulacan)、リサール州(Rizal)、ラグナ州(Laguna)、ケソン州南部(Southern Quezon)、マリンドゥケ州(Marinduque)、南カマリネス州(Camarines Sur)およびカタンドゥアネス州 (Catanduanes)
シグナルNo.1
カガヤン州( Cagayan)、カリンガ州( Kalinga)、マウンテン州(Mt. Province)、南イロコス州(Ilocos sur)、ラ・ウニオン州(La Union)、ベンゲット州(Benguet)、イフガオ州(Ifugao)、パンガシナン州(Pangasinan)、タルラック州( Tarlac)、サンバレス州( Zambales)、パンパンガ州(Pampanga)、バターン州(Bataan)、カビテ州( Cavite)、バタンガス州(Batangas)、アルバイ州(Albay )およびメトロ・マニラ全域
台風の通過する地域および南側にあたる地域は強い雨が予想される。低地および崖の側に居住する住民は、洪水と崖崩れに備えることが推奨され、また海岸付近の住民は高波に注意する必要がある。
今回の台風は、現時点では大型台風ではないものの、昨年、メトロマニラを襲い歴史的な被害をもたらした台風16号(現地名:Ondoy)も日本の新聞では「熱帯低気圧」と表現されるものだった。昨年は、台風16号とその直後の17号の2つだけで1000人以上の犠牲者を出し、930万人が被害を受けた。
油断は禁物だろう。
【参考】
‘Basyang’ now a typhoon, signal no. 3 over 5 areas
フィリピンの暴風警報シグナル
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