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フィリピン英会話ネット
2009年07月25日

フィリピン 新型インフルエンザ 最新情報


新型インフルエンザの日本人の患者数の累計が7月24日現在で5000人を超えた。日本の統計は毎日更新されており、ここ数日で患者数は加速度的に増加しているようである。

一方、その後のフィリピンでの新型インフルエンザについての情報だが、保健省のH1N1最新情報のサイトでも7月6日以降更新が行われていない。新規患者数については6月26日が最終更新だ。そこで、今回は、それ以降に新聞で報道された記事の中からいくつかをまとめてみた。

7月9日 4 Cordillera cops tested positive for H1N1
コルディレラ地方で4人の警官が陽性であることが確認された。

7月10日 (UPDATE) Regine Velasquez has A(H1N1)
フィリピンのトップ歌手、レジーン・ベラスケス(Regine Velasquez)が新型インフルエンザ(H1N1)に罹患していたことがわかった。レジーンは6月26日にインフルエンザ症状を発症し、すでに回復している。フィリピンの芸能人が新型インフルエンザと確認されたのは初めて。

7月12日 Filipino maid with H1N1 critical in HK
香港へ家政婦として出稼ぎに行ったフィリピン人女性が、翌日、新型インフルエンザの症状を発症、深刻な状態にあることがわかった。女性は6月28日に香港へ到着したが、翌日からインフルエンザ様の症状を示し、H1N1陽性であることが確認された。これまで香港で確認されたH1N1患者の中では最も重い症状を示している。

7月16日 DoH focuses on H1N1 containment in E. Visayas
ビサヤ地方での感染が拡大し、これまでに地域の20の小学校・高校を中心に121名の患者が発生している。この中にはタクロバン市長の娘も含まれる。

7月17日 Teacher with H1N1dies
マニラ首都圏(モンテルパ市)の公立学校教員が新型インフルエンザで死亡した。これで新型インフルエンザによるフィリピンでの死者数は4人となった。この教員には他の病気の罹患歴がないため、これまでの3人(高血圧、喘息、肺気腫の罹患歴があった)と違い、新型インフルエンザのみでの初の死者だと考えられている。

7月23日 6 Albay students test positive for H1N1
アルバイ州レガスピ市の私立高校(St. Agnes Academy)で6人の生徒が新型インフルエンザだと確認された。同校はアルバイ州の中で最も由緒ある私立学校で、3000人の学生が学んでいる。アルバイ州ではこれまでに28人の陽性患者が確認されている。

7月23日 H1N1 in Mandaue jail confirmed
セブ州マンダウエ市の刑務所で6人の囚人が新型インフルエンザだと確認された。同刑務所では665人の囚人のうち177人がインフルエンザ様の症状を示し、うち一人は死亡している。

7月24日 Biñan school suspends classes due to H1N1
ラグナ州ビニャン町の学校で新型インフルエンザの患者が発生したことから、10日間の学校閉鎖を行う。ラグナ州ではこれまでに118人の患者が発生している。

このように新聞記事を見る限り、フィリピンでの新型インフルエンザは収束する気配を見せず、フィリピン全域へと感染が拡大していることが見て取れる。しかし、WHOへ提出されたフィリピンの新型インフルエンザ患者数の統計も7月1日の患者数1709人、死亡者数1人というまま更新されておらず、現在の実態は不明である。
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