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フィリピン英会話ネット
2009年09月27日

フィリピン・マニラの洪水 9月27日20時更新

9月26日(土)にフィリピンへ上陸した台風16号(現地名:Ondoy)のもたらした豪雨により、マニラ首都圏全域(85%)が冠水するなど、歴史的大規模な被害が発生している。


9月27日午後6時発表分(国家災害調整委員会)

NDCC(国家災害調整委員会)では被害の大きかったマリキナ市、パッシグ市、ケソン市、リサール州カインタ町に前線本部を設置し、救援復興活動を行っている。

救援にあたっているのは国軍、国家警察、消防局、マニラ開発庁および各自治体である。これらの活動によりこれまでに5594人が救出された。

これまでに報告された被災者数は以下の通り

死者:73人
不明者:23人
負傷者:4人
被災者数:69,513 家族 / 337,216 人(注:避難の必要な者の数)
避難者数:11,967 家族 / 59,521人
避難所数:118箇所

ただし、これらは報告があった数に過ぎず、全体像は依然として明らかになっていない。例えば、今回最も被害が大きな地域であるマリキナ市については被災者数が636人しか報告されておらず、これはマニラ首都圏の中でも2番目に少ない報告数となっている。この原因は、被害が大きな地域ほど、被害状況が把握できていないことを示している。今後、被災者数は何倍にも膨れ上がることも予想される。

政府はルソン島を中心に7地域27州およびマニラ首都圏に非常事態宣言を発令した。また、それに合わせて商品の値上げを禁止する措置をとった。

27日午後6時現在で、マリキナ市、パッシグ市、リサール州カインタ町では水が引いていない地域が多く存在し、未だに屋根の上に一時避難したままの住民が多数存在する(すでに24時間以上経過)。

【出典】National Disaster Coordinating Council (NDCC)

追記:ところで、朝日新聞はどうしてしまったのだろう?一日経った27日の20時50分になって、初めてこの洪水についての記事を掲載したが、たった7行の記事を、それもバンコクから発信している。その上、記事中ではマニラの4分の一が冠水したと書いてあるが、現地の報道では8割が冠水したとある。4分の一が冠水したのは1日経って、水の引いた27日の話である。朝日新聞はどうしてしまったのだろう?

フィリピン、台風直撃で73人死亡 被災30万人か
posted by philnews at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン台風・洪水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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