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フィリピン英会話ネット
2009年09月28日

奇跡の生存者 台風16号 フィリピン・マニラ大洪水

9月26日(土)にフィリピンを襲った台風16号(現地名:Ondoy)による洪水で、濁流となったマリキナ川を家ごと流される家族の映像がテレビで放送され有名になった。

このとき、映像に映っていたうちの一人が奇跡的に助かっていたことがわかった。この奇跡的な生存者はエリックさん(20代前半)。28日(月)のテレビ番組「Wowowee」の中で紹介された。



映像の中で、家族を乗せた家は橋にぶつかり、その後、バラバラになっている。エリックさんは、家が橋の下を通過するとき、とっさに橋脚につかまり、なんとか地上へと上りきった。

その時、奥さんは途中で力尽きて濁流に飲み込まれ、子どもたちはそのまま家とともに下流へと流されてしまったという。

また、エリックさんは、家が流されるに至った当日の状況を泣きながら次のように語った。

「25日の深夜から雨が降り続き、26日の午前4時半にはすでに、家の周りは膝がつかるくらいの水に囲まれていた。水が引くのを待っているうちに、水位は上がり、午前9時には、もう、胸の高さまで水に浸ってしまった。避難することもできず、親戚、家族とともに屋根の上に上り退避していたが、そのうち、家ごと流された。」

その後、この家族のものと思われる遺体が何体か発見され、その他のものは不明である。

台風から2日経った28日現在、フィリピンでは未だに、屋根の上に上ったまま救援を待っている住民が多数いる。政府によるレスキュー活動は全く追いつかず、国際的な救援部隊も派遣されていない。

posted by philnews at 15:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン台風・洪水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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