大統領候補 支持率 (前回との差)
ベニグノ・ノイノイ・アキノIII上院議員 44% ( - )
Sen. Benigno “Noynoy” Aquino III
マニュエル・マニー・ビラールJr上院議員 19 % (- 6 )
Sen. Manuel “Manny” Villar Jr. with
フランシス・チズ・エスクデロ上院議員 13% ( +1 )
Sen. Francis “Chiz” Escudero
ジョセフ・エストラーダ元大統領 11% ( -8 )
deposed President Joseph Estrada
ノリ・デ・カストロ副大統領 4% ( -12 )
Vice President Noli de Castro
ギルバート・テオドロJr前国防長官 2% ( +2 )
resigned Defense Secretary Gilberto Teodoro Jr.
バヤニ・フェルナンドMMDA長官 1%
Bayani Fernando
エディー・ヴィラヌエヴァJesus Is Lord 教会代表 1%
Bro. Eddie Villanueva
副大統領候補 支持率 (前回との差)
マニュエル・マー・ロハスII上院議員 37%
Sen. Manuel “Mar” Roxas II
ローレン・レガルダ上院議員 23% ( +4 )
Sen. Loren Legarda
ジェジョマール・ビナイ マカティ市長 13% ( +1 )
Makati Mayor Jejomar Binay
ノリ・デ・カストロ副大統領 11% ( -4 )
Vice President Noli de Castro
ジンゴイ・エストラーダ上院議員 4%
Senators Jinggoy Estrada
ラモン・ボン・レヴィリァJr上院議員 4%
Ramon “Bong” Revilla Jr.
リチャード・ディック・ゴードン上院議員 1%
Sen. Richard “Dick” Gordon
ロナルド・プノ内務相 1%
Interior Secretary Ronaldo Puno
パルス・アジア(Pulse Asia)によって行われた世論調査の結果はソーシャル・ウェザー・ステーション(Social Wether Station :SWS)によって行われたものと、支持率については大きく異なるものの、候補者の順位については大きな違いは見られない。
前回の世論調査は8月に行われ、ノイノイ・アキノ候補は今回初めてリストに名前が載せられた。また、与党候補であるテオドロ候補は前回の0%から初めて2%の支持が得られた。
候補者の正式な届出は11月20日から12月1日の間に行われるので、まだ正式な選挙戦がスタートしているわけではない。
【出典】Aquino still overwhelming favorite–Pulse Asia

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今のところ憲法を改正して議会制民主主義に移行(Cha-Cha)すると公約しているのは、テオドロだけなので、僕としては彼を応援したいところです。政策の内容を見ても一番まとも。アロヨを首相にするというような恐ろしいことは、さすがに考えてはいないと思うんで。
ただ、まだ時間があるといっても、さすがに支持率2%じゃあきついかも。こういう能力のある人は歴史的に見ても勝てないんですよね。
エラップの支持率が下がっているのには、ホッとしました。
いつも示唆に富んだコメントありがとうございます。
私も大統領制よりも議院内閣制へ以降したほうが良いのではないかとEDSAIIの時に思ったのですが、その場合でも議員の一人一人が信頼に足り、国のために働くような人で無い限り、結局は個別の政治家の利害に基づいて行動するため、ことによると大統領制よりも手に負えなくなるという反論を聞き、納得してしまいました。
政党政治が体をなしていないのは、おっしゃるとおり、勝ち馬につかないと予算枠が貰えないという事情と同時に、フィリピン社会自体が組織への忠誠心などないというのも大きいのかなと思っています。
議院内閣制はさらに状況を悪化させるという指摘ですが、当初の期間はそれはあり得ますね。少なくとも政党政治がある程度確立してくるまでは。産みの苦しみでしょう。もう一つの選択肢は、大統領制のまま、任期を4年にして二期まで再任可とすれば、二大政党制が確立される - マルコス時代まではLPとNPの二大政党制でやってきたわけですから。日本の学者でYuko Kasuyaという人が出しているPresidential Bandwagonという本に詳しく分析されています。
理想は、強いリーダーがあらわれ、汚職に絡んだ大物を数十人ほど牢屋にぶち込み(面会も制限される本物の刑務所ですよ)、予算の分配権限を内閣および議会に委譲させる。大物というのは、元大統領とその家族(特にマルコスがらみ)、ビジネス界から一番汚いどころを数人、BIR・警察・最高裁の大物を数人、見せしめに数十億から人によっては数百億レベルの罰金および追徴課税をする。本気になればそんな難しいことではないように思いますが。
フィリピンの社会全体が組織に対する忠誠心がないという指摘は半分正しいと思います。しかし、人間の忠誠心というものの根源は、社会によって大きく違ってくるとは思いません。日本だって会社に対する忠誠心は、終身雇用がなくなって薄くなっていますし、一方でフィリピンのアテネオ・ラサール等の帰属意識は日本をはるかに上回るように見えます。日本人の政党に対する忠誠心(世界的に見てもあまり高い方ではないでしょうが)は、利害関係と政治のシステムによって担保されているので、フィリピンでもそういうシステムを作れば、マルコス以前にあった二大政党体制にもどるのは可能だと思います。
議院内閣制はさらに状況を悪化させるという指摘ですが、当初の期間はそれはあり得ますね。少なくとも政党政治がある程度確立してくるまでは。産みの苦しみでしょう。もう一つの選択肢は、大統領制のまま、任期を4年にして二期まで再任可とすれば、二大政党制が確立される - マルコス時代まではLPとNPの二大政党制でやってきたわけですから。日本の学者でYuko Kasuyaという人が出しているPresidential Bandwagonという本に詳しく分析されています。