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2010年04月26日

松野明美さん 熊本市議選当選

元マラソン選手の松野明美さんが熊本市議選挙で初当選した。
松野明美さん 熊本市議増員選で初当選 元マラソン選手
熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選(定数2)が25日投開票され、タレントで元マラソンランナーの松野明美(本名・前田明美)さん(41)が初当選した。松野さんは「約束通り、一生懸命全力で植木町のために頑張りたい」と喜びを語った。

 同市植木町の選挙事務所に当選の知らせが入ると、集まった支援者から大きな歓声がわき起こった。ダウン症の子を持つ母親としても知られる松野さんは興奮気味に「植木町を元気にしたい、障害のある子どもたちのためにできることをしたいと思って立候補した」と、これからの議員活動に意欲を見せた。

 松野さんは植木町出身。現役時代は熊本市の旧ニコニコドーに所属し、87年に全日本実業団対抗女子駅伝で12人抜きをして一躍注目された。88年ソウル五輪女子一万メートルで、当時の日本記録を更新。小さな体で懸命に走る姿は多くの人の共感を呼んだ。

 引退後の01年に結婚し、現在は同市植木町で夫と2人の子どもと4人で暮らす。子育て体験をつづった本の出版やテレビ出演、講演などタレント活動をしている。地元住民らから市議増員選への出馬を望む声が上がり「育った町に恩返ししたい」と出馬を決意した。(毎日新聞 2010年4月26日)


近年は国会議員選挙にタレントが続々立候補しており、次の参議院選挙にも民主党は桂きん枝を擁立する構えである。もちろん、桂きん枝は有名だというだけで、これまで政治的な経験があるわけでもなく、イメージからしても国会には全く似合わない人だというのは言うまでも無い。つまり、民主党の人気取りのためだけに擁立されたということが見えみえだ。

一方、松野明美さんが立候補し当選したのは市議選挙だった。国会と市議会の役割は大きく異なり、市議会の方が市民の日常生活に関わる施策に直接携わることができる。松野明美さんが市議会を選択したことをまずは高く評価したい。

次に、松野明美さんはマラソン引退後、結婚、出産したが、2008年になり次男が障害(ダウン症)を抱えていることを発表した。自らの息子が障害者である松野さんが社会について、そして政治について一番必要なことは何なのかをとことんまで考えたであろうことは想像に難くない。立候補にあたって松野さんは「本当は市議会議員になる気は全くなかったんです。今までは我が子のためだけにできることをしようと思っていました。でもそれじゃいけないんだ、と。タレント松野明美より、役割をもらった方が早くいろんなことを実行できるかな、と思って。健常者も障害者も一緒に育つような社会にしたい」と語っていた。

松野さんは障害者を抱える家庭の大変さを理解し、必要な施策を立案できる人だろう。また、国政を選ばず、市政を選んだという理由に、息子の世話を身近で続けたかったという理由があるに違いない。そうした、自分の足元から社会を変えていこうという姿勢にも強く共感できる。

結局、松野さんはマラソンではオリンピックに出場できなかったが、今後、政治のあるべき姿を体現できる人だと思う。住民に身近な市政の世界で、存分に活躍してほしい。

熊本市議補選 開票結果


当日の有権者数は2万4676人(男1万1624人、女1万3052人)。投票率は57・06%。

熊本市議補選開票結果(被選挙数2-5)選管最終

当 3,934 原口 亮志 53 無新
当 3,551 松野 明美 41 無新
  2,991 小佐井賀瑞宜47 無新
  2,602 池部 正信 63 無新
   858 池部 知子 35 無新
タグ:松野明美
posted by philnews at 07:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全然役に立たない松野明美ですけどね。
Posted by at 2011年09月08日 14:33
とても地元を無視した発言ばかりか、ダウン症の方達の一部の団体の方達は、「もう、私たちには議員がいるから、他の障害者の方との行動をともにしないでいいから、障害者団体を脱退します」とのこと。
果たして、ダウン症だけが障害者と思っているような人たちに、何ができるのでしょうか。
Posted by at 2011年09月08日 14:35
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