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フィリピン英会話ネット
2011年12月19日

フィリピン・ミンダナオ島を襲った台風21号

フィリピン・ミンダナオ島を襲った台風21号



「洪水警報の不在、満潮、暗闇、そして正常性バイアスが今回、ミンダナオ北部を襲った台風21号の被害拡大をもたらした。それに加え、違法伐採、急速な都市化と鉱山開発が致命的な結果をもたらした。」

台風21号(Sendong)


2011年12月16日〜17日にかけてフィリピン・ミンダナオ島を横断した台風21号(現地名Sendong:センドン)では日曜日(12月18日)の時点ですでに犠牲者711人、不明者数百人の被害をもたらしている。

「住民の就寝中にミンダナオの一ヶ月間の降水量を超える雨が数時間のうちに降った。あたりに広がるパイナップル・プランテーションは水を吸収せず、満潮のため、水路へ流れることもなかった」フィリピン赤十字の事務局長は語った。

カガヤンデオロだけで474人、イリガンで214人、ブキノドンで15人、コンポステラバレーで5人、北サンボアンガで3人の死亡が確認されており、不明者の数もまだ数百にのぼる。

政府と赤十字は食料、衣料、住居の救援を要請している。大統領も火曜日には現地入りする予定だ。

森林伐採と都市化


大統領環境顧問は「北ラナオ州とブキノドン州の主要河川流域の森林伐採が事態を悪化させた」と語る。山が保水力を失い、水が一気に低地へと流れ込んだと考えられる。同じく、周辺地域の違法および小規模鉱山開発が同様な悪影響を与えたであろう。

また、両地域の地理的形状が洪水被害をもたらした。同様に両地域の急速な都市化が地域の保水力を減退させてきた。

さらに、気象関係者が台風がミンダナオに上陸すると思っていなかったことも防災対策を遅らせた。通常、この地域の台風はミンダナオ島から中部ビサヤ地域へと北上するのが普通であるため、カガヤン川には十分な警報システムが備えられていなかった。

オンドイよりも少ない降雨量


北部ミンダナオ地域にはこの時期、雨が降るものの、今回のような雨量は経験したことがない。フィリピン気象庁(Pagasa)によると、マニラ首都圏の80%を冠水させた2009年の台風オンドイは、6時間で300mmという降雨量を記録したが、今回の台風センドンは24時間で180mmというものだった。

国家災害リスク軽減・管理委員会(NDRRMC)は地域住民は台風センドンによる異常降雨の警報は受けていないことを明らかにした。気象庁は台風の進路を正確に予測したものの、住民へ警報は届かなかった。

災害リスク軽減委員会の地方委員会はこれほどの被害が出ることを予測できなかった。この地域ではこれだけ大きな台風が襲来することはなかったため、適切な準備をすることができなかった。

生存者


イリガン市では被災から30時間が経過した後、8マイル離れた沿岸で10人の生存者が救出された。自治体では漁民のボランティアを募り、沿岸の捜索にあたっている。いまだに447人が行方不明である。

水不足


カガヤンデオロでは飲料水が不足している。地域の供給水量は20%にまで減少したため、住民の飲料水を賄えない。市保健所は住民に水を煮沸したうえで飲むことを推奨している。市では住民が水の配給場所に列をつくり、消防団が水を配っている。

社会福祉省は飲料水をマニラから発送し、マニラ水道局は水を積んだタンカーを出航させた。
また、イリガン市では避難所での飲料水も不足している。

(Inquirer誌Deadly mix for disaster 2011年12月19日 要約)



【出典】Deadly mix for disaster
posted by philnews at 06:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン台風・洪水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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