22日、保健省長官は19日に死亡した49歳の女性が新型インフルエンザに感染していたことを発表した。女性は17日に咳、熱、悪寒、呼吸困難などインフルエンザのような症状に襲われ、19日に死亡した。死後の検体検査により、陽性であることが判明した。
遺体解剖により心筋梗塞によるうっ血性心不全が直接の死因だと判明したものの、新型インフルエンザが引き起こしたものであるかどうかは判明していない。しかし、他国での死者の大多数が慢性病に罹患していることが明らかになっている。
フィリピンで初の死者が出たことから、保健省はこれから高リスクグループに対して重点的な処置を行うこととした。高リスクグループとしては糖尿病、心血管系疾患、呼吸器系疾患、臓器移植者、免疫不全、および慢性肝疾患、慢性腎疾患に罹患した者、またHIV、結核等の感染症に罹患した者、そして妊婦、小児および高齢者としている。
長官はまた、今日新たに17人の陽性患者が記録されたと発表した。これでフィリピンの新型インフルエンザ陽性患者数は445人となった。一方、新たに35人が完全に回復したため、回復者数は374人となり、これは全陽性患者数の84%にあたる。
【出典】
Daily Influenza A (H1N1) Updates
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2009年06月23日
2009年06月18日
フィリピン新型インフル情報 更新(6月18日)
保健省長官は18日、149人が回復し退院した一方、33人の新規患者が特定されたと語った。
これで5月1日からの患者総数は344人となった。今日、149人が回復したことによって、回復数は242人となった。
長官は「これまでのところ、344人の陽性患者の中から、国内で死者や重症患者は出ていない。」と語った。
WHOによると、6月15日時点で世界76カ国、35928人の陽性患者が報告され、死者数は163人に上る。
(最終更新 2009年6月18日14時11分)
↓は17日更新情報
保健省長官は、17日、8名が回復し、退院したことを伝えた。一方、64人の新規陽性患者が特定された。
これで17日現在の国内陽性患者総数は311人となった。一方、17日に回復した8人を加え、回復した患者数は93人になった。
(更新日2009年6月17日)
【出典】Daily Influenza A (H1N1) Updates
これで5月1日からの患者総数は344人となった。今日、149人が回復したことによって、回復数は242人となった。
長官は「これまでのところ、344人の陽性患者の中から、国内で死者や重症患者は出ていない。」と語った。
WHOによると、6月15日時点で世界76カ国、35928人の陽性患者が報告され、死者数は163人に上る。
(最終更新 2009年6月18日14時11分)
↓は17日更新情報
保健省長官は、17日、8名が回復し、退院したことを伝えた。一方、64人の新規陽性患者が特定された。
これで17日現在の国内陽性患者総数は311人となった。一方、17日に回復した8人を加え、回復した患者数は93人になった。
(更新日2009年6月17日)
【出典】Daily Influenza A (H1N1) Updates
2009年06月17日
フィリピン新型インフルエンザ速報(6月16日付)
フィリピンの新型インフルエンザ患者数は15日に発表された193人から、一日で54人増加し、16日現在、247人となった。
特に、ヌエバエシハ州のヒエラ(Hilela)村周辺で地域レベルでの感染拡大が見られる。ヒエラ小学校では194人の感染の疑い例が発生し、20人の陽性が確定した。またブラカン州の一部でも地域レベルでの感染が拡大している。
保健省長官は地域的流行を抑制するためには「患者は家に留まり、自ら隔離された状態で10日間は様子を見るとともに、治療を受けるべきだ」と語った。
5月1日からこれまでに、陽性が確定した247人のうち、85人はすでに治癒している。
【参考】(Daily Influenza A (H1N1) Updates)
特に、ヌエバエシハ州のヒエラ(Hilela)村周辺で地域レベルでの感染拡大が見られる。ヒエラ小学校では194人の感染の疑い例が発生し、20人の陽性が確定した。またブラカン州の一部でも地域レベルでの感染が拡大している。
保健省長官は地域的流行を抑制するためには「患者は家に留まり、自ら隔離された状態で10日間は様子を見るとともに、治療を受けるべきだ」と語った。
5月1日からこれまでに、陽性が確定した247人のうち、85人はすでに治癒している。
【参考】(Daily Influenza A (H1N1) Updates)
2009年06月11日
フィリピン新型インフルエンザ速報
保健省は今日(6月11日)新たに15人の新型インフルエンザ感染者が発生したと発表した。これでフィリピンでは92例目となる。15人はいずれもフィリピン人で、そのうち4人は日本、シンガポール、メキシコ、アメリカへそれぞれ渡航歴がある。
5月1日から現在まで、保健省は698人の感染の疑い例を検査、92人が陽性で、562人が陰性、44人が結果待ちの状態にある。また、今日新たに31人の感染の疑い例が発生した。(Daily Influenza A (H1N1) Updates)
日を追うごとに感染者数が増加しています。6月8日の段階で、読売新聞の記事によると、すでに日本人感染者が5人出ているという話です。
その後、フィリピン国内の日本人社会の中で感染の拡大が見られるのかなども知りたいところですが、肝心の大使館からの新型インフルエンザ情報が6月5日を最後に止まっています。それまでは毎日のように更新されていたのに・・・・
5月1日から現在まで、保健省は698人の感染の疑い例を検査、92人が陽性で、562人が陰性、44人が結果待ちの状態にある。また、今日新たに31人の感染の疑い例が発生した。(Daily Influenza A (H1N1) Updates)
日を追うごとに感染者数が増加しています。6月8日の段階で、読売新聞の記事によると、すでに日本人感染者が5人出ているという話です。
その後、フィリピン国内の日本人社会の中で感染の拡大が見られるのかなども知りたいところですが、肝心の大使館からの新型インフルエンザ情報が6月5日を最後に止まっています。それまでは毎日のように更新されていたのに・・・・
2009年06月04日
フィリピン 日本人 新型インフル感染
驚くニュースが飛び込んできた。
とうとう、フィリピンで日本人に新型インフルエンザ感染者がでた。
患者は超有名私立大学であるデラサール大学へこの6月から通う予定になっていた日本人交換留学生で5月12日にフィリピンへ到着、29日に症状が出たとのことだ。
この影響によりデラサール大学は6月4日から14日までの10日間を全学休校とした。
留学生は到着から17日経ってから症状がでているので、フィリピンで感染したものと考えられている。
これで、フィリピンでの新型インフルエンザ感染者は22人となったが、その22人目が日本人だった。フィリピン在住の日本人は2万人程度、フィリピンの人口は約9000万人。日本人の占める率は4500分の1に過ぎない。それなのに、22番目が日本人とは。
これは、つまり、フィリピンの中に感染者はもっと、もっといるんじゃないだろうか?病院へ行かず、自宅療養しているのかもしれない。なにしろ、フィリピンでは保険制度が整っていないから、ちょっとしたことでは病院へ行かないケースも多い。
なんにせよ、患者の早期回復と、インフルエンザの早期収束を願う。ちなみに、フィリピンの新聞記事(Inquirer)では日本の新聞(朝日)よりも詳細な状況が報道されているが、患者が「外国人交換留学生」と記述され、日本人であることは伏せられていた。日本への配慮なのかもしれない。


