遺体解剖により心筋梗塞によるうっ血性心不全が直接の死因だと判明したものの、新型インフルエンザが引き起こしたものであるかどうかは判明していない。しかし、他国での死者の大多数が慢性病に罹患していることが明らかになっている。
フィリピンで初の死者が出たことから、保健省はこれから高リスクグループに対して重点的な処置を行うこととした。高リスクグループとしては糖尿病、心血管系疾患、呼吸器系疾患、臓器移植者、免疫不全、および慢性肝疾患、慢性腎疾患に罹患した者、またHIV、結核等の感染症に罹患した者、そして妊婦、小児および高齢者としている。
長官はまた、今日新たに17人の陽性患者が記録されたと発表した。これでフィリピンの新型インフルエンザ陽性患者数は445人となった。一方、新たに35人が完全に回復したため、回復者数は374人となり、これは全陽性患者数の84%にあたる。
【出典】
Daily Influenza A (H1N1) Updates