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フィリピン英会話ネット
2009年06月10日

カルデロンのり子さんのこと


今更だが、この出来事についてはずっと違和感を感じていた。

まず、日本のマスコミの論調。13歳の中学生のり子さんをフィリピンへ送還するのはかわいそうだ、両親と離れ離れにするのもかわいそうだという同情するものばかりだった。また、フィリピン語が出来ないのり子さんがフィリピンへ帰ると、勉強にもついていけず困るというような話だった。

基本的な誤りは、これらが全て「日本社会を基準」とした視点に基づいていることだ。

例えば、フィリピンは出稼ぎ労働で持っているような国で、人口9000万人のうち800万人以上は海外で暮らしている。そして国内には海外出稼ぎ労働者の子供たちが残され、親戚に預けられて暮らしているというケースが驚くほど多い。いや、あまりにも多いので、それは驚きでさえなく、それが普通なのだ。

また、フィリピンは日本と違い、年齢に合わせて進級する社会ではない。そもそも、きちんと学校に通えない子供たちがたくさんいる社会だ。まだ若いのり子さんなら1年もあれば授業について行けるだけの現地語は習得できるだろう。1年や2年卒業が遅れたからって、それが将来的にも問題になる社会ではない。なおかつ、日本の公教育をまじめに受けていたなら、いきなり学内トップの成績に躍り出ることだって考えられる。その程度に日本の教育レベルは高いのだ。

つまり、一般のフィリピン人と比べると、のり子さんの置かれた立場はずっと恵まれている。

かといって、ネット上で見られたカルデロンのり子さん達を叩くのもやりすぎだなあと感じた。日本には今回の件に限らず、不法滞在者が多くいるが、特別在留許可が下りたケースがこの5年だけで4万件もあり、4年間で8000人以上が特別在留資格を得た国さえある。どうして、今回の件だけがここまで叩かれなければならないのか?それは、のり子さんたちがフィリピン人だったからか?

どちらにしても、日本はそこまでしてでもやって来たい、留まりたい、恵まれた国なのだろう。

【関連】不法滞在カルデロン一家と非正規雇用日系人
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2009年06月08日

秋葉原の事件から一年


秋葉原の事件から今日で1年になる。

あの頃は犯人が派遣労働者だったことがクローズアップされ、これをきっかけに派遣労働の問題にようやく政府が取り組み始めた。とはいっても、派遣労働者の待遇改善かと思いきや、そもそもの派遣労働自体を制限する方向での改正であり、全く話しにならないなあと思ったものである。

派遣労働者にとっての一番の問題は、低賃金であり、これは仲介業者(派遣会社)がピンハネしているからである。このピンハネ率が業者によっては40%とも言われるが、正確な数字はどこにも発表されていない。このピンハネ率さえ適正化すれば、労働者の置かれた状況はずっと改善する。なのに政府の打ち出した方針は派遣労働の原則禁止に近いものだった。これだと、正規雇用になれなかった人たちは、今度は派遣労働者にもなれず、失業するのが目に見えている。

しかし、こうした議論が法制化する前にリーマンショックを契機とする世界金融恐慌がやってきた。2008年9月15日のことだ。与謝野経済相は「日本への影響は軽微、ハチに刺された程度」と表現するほどの能天気ぶりだったが、これをもって日本経済の状況も一変した。それまでの派遣労働者の待遇改善の話は吹き飛んで、一気に派遣切りへと突っ走った。派遣切りにあった労働者の中には派遣村で年を越す者もあった。

そして、事件から1年。日本経済が回復する兆しは見えず、派遣労働の問題が改善する目処も立っていない。
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2009年06月05日

足利事件


足利事件は1990年に起こった 幼 女 殺 害 事件、また犯人とされ有罪(無期懲役)となった受刑者が17年間にわたり投獄された末、無実であることが明らかとなった冤罪事件である。

この事件、ちょっと調べてみたけれど、酷い冤罪事件だ。

有罪が確定したのは物証となったDNA鑑定の結果と、取調べ中および裁判中の本人の自白が理由だった。

しかし、まず逮捕に至るまでの理由として、DNA鑑定装置の予算を獲得したいという当時の警察上層部の意思が働いている。

そして、逮捕後は、DNA鑑定をもとに一度逮捕した容疑者をなにがなんでも犯人としなければ警察のメンツが立たないという警察署の意思が働いている。

その上、精神鑑定を担当した人物が、容疑者を「代償性 小 児 性 愛者である」と鑑定した。

また一審を担当した弁護士が容疑者を犯人だと決め付けた上で、情状酌量を狙った戦略をとった。

そしてまた、マスコミは、長年に渡る連続 幼 女 殺 害 事件の犯人が捕まったと報道した。

このように容疑者の周りは完全に有罪へ向けての包囲網ができていたのである。本人は裁判中に自分は犯人ではないと証言したのだが、その証言さえ、後になって弁護士により取り消されている。全く、味方のいない中で確定した有罪だった。また、一審、二審、上告審ともに現地調査が一切行われずに進行したという杜撰なものだった。

もし、支援運動が起こらなければ、この事件はそのまま闇に消えていただろう。一人の人間の人生を無実の罪で完全に台無しにしておりて、そこへ追い込んだ関係者は誰も責任をとらない。

不条理な社会だ。

↓このサイトを参考にしました。
http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/
↓この事件について詳しい本です。
幼稚園バス運転手は 幼 女 を殺したか

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2009年05月31日

国際禁煙デー


世界中でタバコに対する取締りは厳しくなっているようだ。

ここフィリピンでもタバコを取り巻く環境は厳しい。

代表的な警告文だけでも「Cigarette Smoking is Dangerous to Your Health」(喫煙はあなたの健康にとって危険です)「Tabacco Smoke can Harm Your Children」(喫煙はあなたのお子様に有害です)「Cigarettes are Addictive」(タバコには中毒性があります)そして「Smoking Kills」(吸ったら死ぬぞ(意訳))だ。

また、さすがに上の記事のように一つ一つの箱へまでは掲載されていないが、それでも市役所などの公共施設にいけば、記事中の写真よりずっとおどろおどろしい、まさにグロ画像のポスターが貼ってある。そのポスターにはあらゆる病気を患った病人の体や死 体写真の内臓がコラージュとして貼りあわされていて、それら全ての病気がタバコと関連付けられて説明されている。

初めて見ると、とてもインパクトがある。

また、近頃は多くの自治体が「禁煙条例」を定めている。フィリピンの商業の中心マカティ市もそうだし、有名なところではミンダナオ島のダバオ市などの地方都市でもだ。

この条例のあるマカティ市では、基本的に公共スペースでの喫煙が禁じられている。だから、喫茶店、レストラン、ホテルのラウンジなど、全て禁煙エリアとされており、喫煙ルームを設けた建物でないとタバコは吸えない(屋外では吸えるかも)。ダバオ市ではさらに厳しく、公共スペースはそうした建物だけでなく、屋外も含まれるから、タバコは自室くらいでしか吸えないらしい。また、マニラには全面禁煙の遊園地もあり、そこに一端入場すると、もう、喫煙スペースはない。

そうしたわけで、フィリピンでもタバコを取り巻く環境には厳しいものがあるが、一方で、タバコは道端で一本づつばら売りされているのが常だ。これは、一箱まとめて買えない庶民が多いからである。また、日本のように携帯灰皿を持ち歩く者は皆無だし、街中には灰皿など置いていないから、皆、平気でポイ捨てしている。

もともと、ばら売り、ポイ捨てが常識のフィリピン社会に、政治家が世界の流れである禁煙条例をとにかく導入してしまった。そういうことなのだろう。
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2009年05月26日

手作りマスク



インフルエンザにマスクが効くかどうかについては常々疑問だった。

昔、「マスクは風邪の予防でするのではない。風邪をうつさないためにするのだ。」という言葉を聞いて納得したことがある。確かに、ウイルスなんてものすごく小さいのだから、マスクの隙間を平気で通り抜けてくるのだ。それでも、マスクをしていれば飛沫を撒き散らす確率は格段に減る。

しかしそれから随分経って、いくつかの繊維会社が新素材を開発した。それらは、ウイルスさえ通さないような素材だったり、付着したウイルスの99.9%を死滅させてしまうような素材だったりだ。

そうしたわけで、今ではインフルエンザも防げるマスクもあるのかもしれないが、よりによって冒頭の記事は「コーヒーフィルターを加工しました」とかなんとか。トホホである・・・・
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